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仮面ライダーアマゾンのこと。そして、石森章太郎、おまえはもう死んでいる。当たり前だが。

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 石森章太郎、おまえはもう死んでいる。

 いや、文字どおり、1998年に60歳で没しているのだが、先日買った「仮面ライダー2号&仮面ライダーアマゾン」(SPコミックス/リイド社刊)の「仮面ライダーアマゾン」は、ボクとしては、今回、初めて目にする作品だったので、思わず買ってはみたものの、石森章太郎名義の作品であるにもかかわらず、絵は全編完全にアシスタントまかせのひどい仕上がりで、よくも恥ずかしくもなく自分の名前を出せたものだと、いまさらながらあきれ果てるばかりのマンガなのである。

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 全5話で、179.pngテレビマガジンに74年11月号~翌75年3月号に連載された、いわゆるコミカライゼーション作品なのだとか。
 連載当時、石森36歳。
 すでにして、画業は死に体だったことが判明した。40年超ぶりに。(笑)
 そうなると、没するまでの24年間というのは、画家である本人にとっては、ピークの到来が早すぎた分、さぞやイバラの道であったろうと、察するに余りあるのである。
 晩年、マンガは「萬(よろず)画」だなんてことをいい出して、傍目(はため)にも気の毒なほど迷走していたっけな。
 60年代半ばの20代前半で書いた「マンガ家入門」、「続・マンガ家入門」で、全国の少年少女を、当時の最先端クリエイターである漫画家という職業に走らせた天才オーガナイザーのなれの果てなのである。
 南~無~。

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 ちなみに、「仮面ライダーアマゾン」は、TVでいえば、仮面ライダーシリーズの第4作として、1974年10月~1975年3月に放映されたとのことだが、さすがにこの頃のボクは、高校2年から3年にかけての年ごろなので、TVは観ておりませんな~。

 あのですな、仮面ライダーは、1号、2号のバッタが仮面ライダーで、あとのキャラはみな似非(エセ)過ぎて、とてもじゃないけど、仮面ライダーとはいえないのである。
 いまTVで放映されているのは、もう別モノの詐欺みたいなものだな。

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by misaochan3x7 | 2017-07-12 22:35 | まんが道(みち) | Comments(0)

あがた有為とわたくし。

 先日拾った雑誌の束の中にあったエロ本2冊。 
 その1冊の中に、あがた有為の漫画が掲載されていたのに驚く。

 この漫画家は、ボクが上京した1977年当時、「コミックセルフ」などのエロ本では、すでに常連作家なのだった。

 セルフ出版 コミックセルフ1977年10月号
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 ちなみに、この雑誌の版元であるセルフ出版は、のちに白夜書房となり、その白夜は不祥事により、いまはガイドワークスと社歴を変じているのであるが。

 ウィキってみたら、作家名は、「あがた うい」なのだった。
 あ、そうなんだね。
 そして、1949年(唱和24年生まれ)の68歳であることがわかる。

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 驚くべきは、ボクがこの作家を知った1977年から40年を経てたいまでも、いささかもその画力が衰えていないということなのでありますわ。
 それを、先日拾ったエロ本の中で確認して、かなり驚いたというわけなのである。

 あのですね、机の前で毎日ペンを握り続け漫画を描き続けるということは、実は途轍もない重労働であり、作画生活を40年も続けていると、線はヘロヘロになり、見るに堪えない醜態をさらすのが漫画家の宿命なんですよ。
 さいとう・たかを然り、ちばてつや然り、安孫子 素雄(藤子不二雄A)然り、松本零士然り。

 んがしかし、この男だけは、その例から完全に逸脱し、エロ漫画家としての矜持すら感じさせるそのシャープな描線には、己(おの)が身をいささかも恥じることのない刀鍛冶にも通じる高い職人魂を感じるわけなのです。
 
 それにしても、この人の描く怜悧な女性の顔つきの、サイボーグ的な造形美は、他の追随を許しませんね。髪型が違うだけで、女の顔は全部同じという高い記号性が、この男の長い作家生命を支えているのである。
 女の顔は描き分けない。そして、読み捨てられるだけのエロ漫画を描くことにいささかの迷いもないブレのなさ。
 エロ漫画にイノベーション(革新)は必要ないのではなく、エロ漫画ゆえに読み捨てられる宿命に臆することなく、飽かず描き続けるこのブレのなさこそがイノベーションの核なのである。
 ロックしてロールし続けるからこそ、ロックン・ロールなのだ。
 手塚治虫でさえ到達出来なかった極北!!
 脱帽です。
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 ところで、ケン月影という劇画家でありエロ劇画家がいますが、最近の彼の描画は、線がヘロついて、肉体の衰えを感じるわけです。
 そういう意味でも、68歳の漫画家が描く描線の “現役感” には驚嘆するのです。

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by misaochan3x7 | 2017-07-01 00:47 | まんが道(みち) | Comments(0)