カテゴリ:まんが道(みち)( 13 )

「ドカベン」最終回とわたくし。

【2018年6月28日(木)】

 108.pngといふわけで、「ドカベン」最終回。

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 そこで、この日の昼休み、職場近くのコンビニエンスストアに向かい、最終回の載った「週刊少年チャンピオン」を購入。
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 実は、この号の前の、最終回の告知号も買ったのである。
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 創刊当時(1969年)は、隔週刊だった「週刊少年チャンピオン」。
 前年(1968年)に創刊した「週刊少年ジャンプ」を創刊号から買えなかった悔しさで、「チャンピオン」は母親にこづかいをもらいながら177.png創刊号から買い始め、しばらく購読が続いた小6(11歳)のボクだったのさ。
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 んがしかし、19歳で上京してからしばらくして実家に戻ると、押し入れにしまってあったはずの創刊間もない10数冊の「チャンピオン」は、いつのまにか消えていたのだった
 ま、べつに惜しくはないのだが。

 それにしても、お金を出して「週刊少年チャンピオン」を買ったのは、1969年以来ではなかろうか。
 その間、今日(こんにち)まで、「チャンピオン」を読む機会は何度かあったのだが、その読み方というのは、高校生の頃は、同級生が教室に持ち込んで置きっ放しにしていた号を読み、上京してからは、資源ごみで棄ててあった号や、電車の網棚に置き忘れた号や、むしろ積極的に、都内で載った電車のホームのごみ箱から拾った号などを読むなどして大人になったボクなのであ~る。

 さて、この作品の最終回そのものに特に関心があったわけではない。
 むしろ、最大の関心事は、46年間の長期連載の最後にあたり、作者の水島新司先生から寄せられた寄稿文の内容がどのようなものかという、この1点に集中しているのである。
 作者の顔写真と心のこもった手書きの文章が、少なくとも2ページ構成で寄せたれていたのならいざ知らず、その期待もむなしく、かくもおざなりの1ページとなりぬ。

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 それでいいのか、秋田書店。それでいいのか、水島新司先生。
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by misaochan3x7 | 2018-07-04 22:40 | まんが道(みち) | Comments(0)

「ふきだまり」(川崎のぼる著)とわたくし。

 最近は、新刊を中心に読み本を購入し、毎朝の通勤時間中に充実した時間を過ごしていたのだが、いよいよ読む物がなくなってしまったのである。
 仕事帰りに地元の書店の棚を覗いてみても、ピンとくる本がない。

 困った挙げ句、部屋中にある本のことをあれこれ思い巡らしていたら、未読のこの本のことを思いだしたのさ。
 そうだよ、川崎のぼるの「ふきだまり」なのさ。

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 地元の雑貨と古本を商うジャンクな店で10年以上前に(たぶん)買ってそのままにしていた本なのだ。表紙に150円の値札が貼ってある。
 けっこうレアな本が手に入ったという満足感に浸りながら、いつかは読もうと思って取っておいたその日が、ついに来たというわけなのである。
 あらすじを書くのがおっくうだし苦手なので、それは、このスレッドに譲る。

 ■【うちの本棚】第百三十三回 ふきだまり/川崎のぼる 

 雑誌連載は、174.png「週刊少年チャンピオン」で、短期連載(1970年3月~6月)だったようである。

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 冒頭、黒澤明の「天国と地獄」を想起させるシーンでのスタートだ。登場人物の設定もよく似ている。
 それに、同じ時期に「週刊少年ジャンプ」に連載中だった174.png「男の条件」(梶原一騎原作、川崎のぼる作画)とカブるようなシーンも垣間見られたほか、川崎のオリジナルスパイアクション作品「タイガー66」に出て来たキャラも登場するなどして、なかなかおもしろく読ませてもらったのである。

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 本を開けてはじめて気づいたのだが、「ある浪人の死」、「悪魔博士」という短編2作品がボーナストラックとして付いていたのもお得な編集なり。

 余談だが、you tubeに、こんな意味不明の無音の動画がアップされていたよ。

 ■ふきだまり 川崎のぼる 1976年
 


 今回、あらためて気づいたのは、原作付きの作品(「巨人の星」、「長男の時代」etc.)であれ、オリジナル作品(「いなかっぺ大将」、「大平原児」etc.)であれ、この作家は「人情ドラマ」の作家であり、作品の根底に流れている「人情」という情感は、川崎の絵柄そのものから発露していたという発見なのである。
 あらゆる作品の底に、血の通ったどこかほのぼのと「ぬくい」ものを感じるのだ。
 なんだか、もう一度、川崎のぼるのいろんな作品を読んでみたくなってきたな。

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by misaochan3x7 | 2018-06-28 00:15 | まんが道(みち) | Comments(0)

「ドカベン」最終回にまつわる報道合戦の行く末とわたくし。

 「ドカベン」がまだ連載を続けていたことに、まず驚く。
 そして、作者の水島新司が79歳のおじいちゃんになってしまったことに、もっと驚く。
 エーーーっつ!!

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 それにしても、「ドカベン」最終回にまつわる報道合戦は、ボクが目にした2紙の中では、日経新聞(朝刊)に軍配が上がる。

 177.png日経新聞(朝刊)2018.6.21(木)
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 177.png讀賣新聞(朝刊)2018.6.21(木)
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 「最終回は巻頭カラーを含めて計40ページの本編に加え、作品を振り返る水島さんの寄稿や年表などの記事を掲載する。」という日経新聞(朝刊)の記述がなければ、ボクはこの号を買ってみたいなとは思わなかったからだ。
あぶね~。

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 讀賣新聞(朝刊)しか見ていなかったらと思うと冷や汗が出るよ。
 連載開始の1972年4月、ボクは中3で14歳だった。
 46年が経ち、14歳の少年は、文字どおりおじいちゃん(14+46=60)になってしまったのである。
 夢か!? 現(うつつ)か!?

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by misaochan3x7 | 2018-06-26 23:38 | まんが道(みち) | Comments(0)

マンガの神様 手塚治虫とわたくし。

 先日、Amazonで買った手塚治虫関係の本2冊。
 177.pngPen 2018年 3/1 号[生誕90周年 マンガの神様 手塚治虫の仕事。]

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 177.png手塚番 ~神様の伴走者~ (小学館文庫)
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 手塚治虫生誕90周年。
 そうか、病没から30年が経ったのか。

 それにしても、いまだに呼称が「マンガの神様」か。
 軽いんだよ、すべてが。
 そう呼ばれるマンガ自身にとっても、手塚治虫自身にとっても。
 この国の文化の貧困をいかにせん。

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 どうせなら、「マンガの軍神」とした方が、重みも出ようというものだが、いかがであろうか、ご同輩。
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 それにしても、この108.png掛け軸も悪趣味だよな。アトムのデッサン、完全に狂ってるし。
 誰が買うのであろうか。
 原画担当の白道(はくどう)って誰だ!?

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by misaochan3x7 | 2018-06-26 23:17 | まんが道(みち) | Comments(0)

讀賣新聞 朝刊 2018年5月14日(月)に載った「愛と誠」ネタについて。

【2018年5月14日(月)】

 ふむう(いつものように、横山光輝風に)。
 この1枚に400万円を払った酔狂者がいるのか。
 ちと、もったいない気がするが、ま、人それぞれだからね。

   174.png讀賣新聞 朝刊 2018年5月14日(月)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201805/CK2018051102000247.html

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   174.png週刊少年マガジン1974年32号
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by misaochan3x7 | 2018-05-27 19:03 | まんが道(みち) | Comments(0)

キミは、「マスクマン0」と「ネオマスク」の区別がきちんとつけられるか?

 いったいキミは、「マスクマン0」と「ネオマスク」の区別がきちんとつけられるのか?

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 ボクは、NOだな。
 並べて比べないと区別がつかないのさ。
 というわけで、並べて区別できるようにしようと思ったってわけなのさ。
 174.pngマスクマン0 (月刊冒険王/1971年~1972年まで連載) 原作:小池一雄 漫画:小畑しゅんじ
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 174.pngネオマスク (週刊少年チャンピオン/1972年7号~29号連載) 原作:辻真先 漫画:小畑しゅんじ

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 連載時期がオーバーラップしていることに加え、キャラクターのコスチュームが似すぎている上に、ともにSFマンガであり、同じ漫画家が原作付きで描いている点も大いに紛らわしいのである。


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by misaochan3x7 | 2018-05-19 13:48 | まんが道(みち) | Comments(0)

アトムの原画1枚が3,500万でオークションされたことでわかったこと。

【2018年5月7日(月)】 
 讀賣新聞朝刊に載った記事。
 1コマ583万円か。
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 単行本1冊の生原稿があったら、エライことになるな。
 お金の話はともかく、手塚治虫のマンガに世界的な価値が認められたことがわかって大いにうれしいのである。

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by misaochan3x7 | 2018-05-18 03:23 | まんが道(みち) | Comments(0)

悲恋としての「あしたのジョー」。その恋愛 ドラマツルギー。

 没後30年。
 見た目のこわもてと比べて、実は、梶原一騎(1936年9月4日~1987年1月21日)の「血中乙女ロマン濃度」は、驚くほど高かったのではないかと気づく、いまのわたくしなのであ~る。

 吉屋信子の 「母もの」 をホワイトホールとすれば、その逆の吐き出し口であるブラックホールとは、梶原が「父性」に仮託した俗にいう「スポーツど根性ドラマ」といえるかも知れない。

 しかし、その一方で、梶原は「あしたのジョー」の中で、自身の「血中乙女ロマン濃度」を上げながら、168.png矢吹丈をめぐるふたりの女を「悲恋」に導くのだ。

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 そのひとりが、林紀子、紀(のり)ちゃんだ。

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 彼女の実家は、林商店(食料品店)である。丈と同じ少年鑑別所に入っていた168.png西寛一(丹下ジムでは丈の先輩格で、マンモス西)は、出所後、この店で働くことになる。

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 そして、力石徹の死後、丈にボクシングをやめさせようとした紀ちゃんの思いは、結局、丈には通じず、彼への秘めた思いを断ち切りながら、彼女は西と結婚し、林紀子から西紀子になるのである。

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 西との結婚式での丈のスピーチが終わったあとの紀ちゃんのこの表情はこわい。
 何かを大きく諦め、そして何かを深く決意する冷たい女の顔である。
 ちばてつやの画力は、まさにこの時がピークだ。原作者としての梶原(この作品では、高森朝雄。以下、高森と記す。)は、おそらくこの表情までは指定していなかっただろうと思う。


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 そして、この表情に至るまでの、162.pngおさげ髪だった少女の頃の紀ちゃんのかわいさと痛ましさが、ボクの胸をしめつけるのだ。

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 この作品で、高森の中にあるロマンチストとしての資質は、少女漫画家あがりだったちばの絵によって「血中乙女ロマン濃度」を上昇させ、見事に花開くことになる。

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 そして、高森は、この紀ちゃんに、少女ならではの胸が張り裂けそうな青春論を語らせるのである。
 それにしても、一体、この驚くばかりの繊細な乙女心の描写は何なのだ。
 私見だが、高森自身の中に流れている「血中乙女ロマン」が作用しているとしか考えられない。
 すなわち、これが、高森の中にある “おネエの思考” で展開される彼の作家的資質の開花なのである。

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 嗚呼(ああ)、このふたりの距離の取り方は絶妙だ。当時のちばの画家としての力量(原作の読み込み能力)の高さを物語っている。

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 そして、この青春論は、同じ高森作品である「巨人の星」(こちらの原作は、梶原一騎名義)でも、星飛雄馬によって展開されるのだが、悲しいかな川崎のぼるの絵柄では暑苦しくなるばかりで、いささかも昇華し切れていないのだ。

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 ところで、紀ちゃんが、男の世界であるボクシングの現場に足を踏み入れたシーンはわずかだがある。


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 しかし、結局、そこに彼女の居場所はなかったのである。
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 そして、もうひとりのヒロインが、女だてらに男の世界であるボクシング興行を自らのビジネスとして選んだ白木財閥の令嬢にして白木ジム会長の168.png白木葉子だ。

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 力石徹の死後、丈を立ち直らせる手段として、紀ちゃんが丈にボクシングをやめさせようとしたのとは反対に、葉子はプロモーターとしてカーロス・リベラ戦を組むのである。

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 そして、高森は、この作品の最後に葉子にこう告白させるのである。
 キャラが原作者を追い詰めるのか。それとも、原作者がキャラを追い詰めるのか。
 いずれにしても、話の “流れ” というか “勢い” というのは恐ろしい。そして、何よりも、話をそうさせる時代の “流れ” というか “勢い” が恐ろしいのだ。

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 ところで、葉子は、いまでいうキャリアウーマンのはしりである。
 彼女が丈への思いを口にして女心をさらしたあと、冷徹な実業家(プロモーター)としての彼女のキャリアにどのような変化があったのか。

 そんなことに、ボクは一切興味がない。
 なぜなら、ボクの関心は、結局、紀ちゃんにしかないからね。
 それに、富士額(ふじびたい)の女はボクは好きくないからさ~。

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 というわけで、何やら勇んで書き始めたこの論考も、最後は尻切れトンボで終わってしまうのだが、しかし、これでいいのだ。
 ただ、これだけはいい切れる。
 梶原一騎は、漫画で恋愛論、青春論を展開出来た昭和の大ロマン派の作家だが、さすがの手塚治虫もこのマネは出来なかったということだ。

 じゃ、またね、ブラザー!!

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by misaochan3x7 | 2017-09-17 18:49 | まんが道(みち) | Comments(0)

雨の日は家にいて。そして思う、赤塚不二夫、手塚治虫のことなど。

【2017年8月16日(水)】

 お盆休み最終日。

 この日も終日雨で、外出といえば、雨が小やみになったスキに近所のスーパーにチャリで買い物に出かける程度なり。
 結局は、ずっと家にいたのだった。

 ところで、1995年、赤塚不二夫は還暦を迎え、漫画家生活40周年と合わせて祝賀パーティーを開いたのだが、この時、彼は壇上に赤でまとめたチャップリンのコスプレで登場したのである。

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 かくいうボクも、来年、還暦を迎えるに当たり、これを見た当時37歳のボクのことを書いておこうと思うんすよ。
 で、その時ボクは、「げっ、チャップリンかよ。なんてダサいセンスなんだろう」って、かなりの失望感を感じたことを覚えているのである。泣いても笑っても、22年後には自分も必ず60歳を迎える時が来ることはわかっていたのだが、あそこまでズレた感覚で生きていたくはないなとも思ったのだった。

 その頃の赤塚不二夫はといえば、アルコール依存症の悪化などから連載は減り、アシスタントの数もたいしたことなくて、もうほとんど過去の人だったのだが、還暦と漫画家生活40周年を記念して、フジオプロ黄金期のメンバーだった高井研一郎が発起人となり、あだち勉、古谷三敏、土田よしこ、とりいかずよし、北見けんいちなどの黄金期のメンバーに加え、現役アシスタント2名を含めた総勢30名が一堂に会し、当時下落合駅前にあった旅館「山楽ホテル」に3日間缶詰になって50ページのマンガを制作し、それを小学館の「ビッグゴドール1996年1月号」に載せるという特別企画も並行して行われていたのである。

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 「シェー教の崩壊」と題されたこの中編は、地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教を元ネタに、宗教団体シェー教の教祖となったイヤミを主人公として、赤塚キャラ総出演の大作を目指した作品である。
 ボクはこの作品が掲載された号を新刊で買い、今も家に保存してはいるのだが、この時、もはや作品には黄金期の生気はなく、そのこともボクを大いに失望させたのだった。

 そして、確かその3年後、ボクはその「山楽ホテル」が消失してしまう前にと、友人たちと一泊したことがある。
 また、このホテル(というか、旅館)の近くには、2階に板前さんを擁した宴会場を持つ銭湯があり、ボクは、そこがフジオプロ御用達だったことを知っていたので、旅館に泊まる前に、ここで宴会を催す酔狂を演出したのだった。
 その銭湯の名前は忘れてしまったな。2階の壁には、いろんなマンガ家の色紙が至る所に貼られていたっけ。

 ところで、漫画家の還暦ネタの続きでいえば、手塚治虫は、1989年(平成元年)2月9日、還暦を迎えるこの年に、誕生日を待たずして59歳で胃がんにより病没してしまったのだが(昭和天皇御崩御の1月7日までが昭和64年で、平成元年は1月8日から始まる)、おっさんシャツをベルトの中に入れ、ベレー帽、背広、ズボン、紳士靴のそのいでたちは、いかにも年寄り臭く、ボクには、実年齢よりも10歳以上老けて見えていたのだった。



 手塚が、同じ関西育ちである2歳年下の野坂昭如ほどダンディーであったならと、つくづくないものねだりに思うのだ。

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 しかし、赤塚が過去の人と化したのとは違い、作品の質を衰えさせることなく、最後まで現役を貫ぬこうとした作家としての業の深さには、脱帽せざるを得ないのである。
 合掌。


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by misaochan3x7 | 2017-08-27 10:23 | まんが道(みち) | Comments(0)

超人ロック生誕50周年展とわたくし。

 友人から、「超人ロック生誕50周年展」のチラシをもらう。

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 これに先立ち、 2017年6月26日(月)の讀賣新聞(夕刊)に、「『名作を訪ねて』超人ロック」という記事が載っていたのだが、そのキャラも、聖 悠紀という作家名も極めてシャープなのに、作家の現物が、どうしようもなくおっさん(68歳)だったのには、ちと驚いたのだった。

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ボクにとっての超人ロックは、それくらいの関心でしかないのじゃけどね。 


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by misaochan3x7 | 2017-08-08 19:48 | まんが道(みち) | Comments(0)